田中孝顕オフィシャルサイト サクセスオンライン

Success Online - 田中孝顕 - エス・エス・アイ / エスエスアイ / SSI
サクセスオンライン®は田中孝顕のオフィシャルサイトです。

田中孝顕サクセスコラム

リンク集
田中孝顕が綴る「脳力開発」にまつわるコラム。
成功実現へと導く頭の使い方、「成功哲学」のヒントとアドバイスを紹介します。
第二十七回 なり切ることの効用とイメージ
イメージがあなたを動かす

私は、小学校から高校まで、学業成績は下からおおむね三番目であった。
したがって、成績のいい生徒のグループからは、酷く軽く見られていた。こういう落ちこぼれを露骨に軽侮する生徒もいて、私の場合も小学生の時に一人いた。その生徒は学習塾を経営する家庭の子で、私が高校を卒業してかなり経ったときに聞いた話では、兄たちは皆東大出だったそうだ。
当然、彼も東大を目指したというが、落ちてしまったらしい。ところが彼は、東大以外は大学ではない、というかなり偏狭な考えを持っていたようで、結局、大学へは行かなかったという。風の便りでは、それ以来、自宅で塾の教師をやっていると聞く。塾の教師とて立派な職業だが、当人にとっては、東大に合格しなかったということが、かなり屈辱的だったようで、自営の塾という世界から、一歩も外に出ようとはしなかったそうだ。これほどにラディカルであるため、私の無能さは彼にとって侮蔑の対象以外の何者でもなかったのだろう。こういう場合、私がどういう役割演技をしようと、歯が立たない。

ところで、私は当時としては下から数えた方が早いレベルの高校へ何とか入学し、エレベータ式に同じ系列の大学に入った。当然、ほとんど無試験に近い。そういうわけなので、大学を卒業しても、何の感慨もなかったが、暇を見て自律訓練法を一年半かけてマスターしたことで、自分をある程度コントロール出来るようになり、それまで持っていた漠然とした劣等感は雲散霧消した。ポイントはイメージである。
自分をどうイメージするかで、将来は決まる。


学ぶことそのものが楽しい

とはいえ、教科書に出てくるような知識はほとんど身につけていなかったものだから、24歳のとき、中学校から高校までの教科書のアンチョコ(教師用の学習指導書)から学習をはじめたことで、自分が自発的に学ぶことに楽しみを感じることを初めて知った。そこで、その後さらに哲学や経済、法律などの分野の書籍を手当たり次第に読んだ。
こうして、以降、私はお付き合いの相手が理工系の教授は別として、それ以外の学者や知識人といわれる人たちと会っても、全く臆することはなかった。むろん、極めて専門性の高い話は当然無理だ。
私の場合、学生という役割演技をずっと続けていたことになる。だから、大学の図書館にもよく通ったものだ。
この場合、何を学ぶかといって、目標があるわけではないから、本来はモティベーションは湧かないのだが、学ぶことそのものが楽しい、という状況に自分をおいたことが良かったのだと思う。事実、楽しかった。
ただし、その頃は既にSSIを創業していた。といっても社名や事業内容は今のSSIと同じだが、このいわば前期SSIは、創業3年にして倒産してしまった。


…「なり切ることの効用とイメージ 過去最大の失敗で思ったこと」に続く



ページのトップへ